映画「アングスト/不安」感想
最近全然アウトプットの趣味が死んでるのでもうめちゃくちゃ短文でもいろいろ吸収したことの感想を書いて行こうと思う。
11月1日、かねてより親しい付き合いをさせて貰ってるフォロワーの夜昴さんと渋谷アップリンクにて「アングスト/不安」という映画を見てきました。
夜昴さんと最悪映画見に来たよ pic.twitter.com/uGOeNbXdCF
— よるとり (@0521nb) November 1, 2020
本物の《異常》が今、放たれる。後悔してももう遅い。世界各国上映禁止。常軌を逸した実話を描く、映画史上最も狂った驚異の傑作、日本劇場初公開。2020年7月3日(金)よりシネマート新宿ほか全国順次“解禁”!
関係無いけど似たようなタイトルのホラー映画があるそうなのでそのうち見てみたいなと思います。
昨日先輩と「あの上映中止になった映画じゃないですか…アなんとかっていう」「ああ、あれね」で私はアングスト/不安を、先輩はアントラムを連想してるっていうアンジャッシュコントが繰り広げられたのを思い出した
— よるとり (@0521nb) June 15, 2020
あの労働問題で話題になった……という印象しかなかったアップリンク渋谷でしたが(一応和解したらしい)こじんまりとした売店に ちょっと変わったドリンクの置いてあって、雰囲気はとても良い。すごい変な立地にあるけど。
映画の日というのもあって劇場は満員でした。
およそ40年前の映画というわけでそこそこの古さを感じるんですが、ただそもそも場所がオーストリアと凡そほとんどの日本人が関わりが薄い場所なためぱっと見は20年くらい前の作品に思えました。シェルの貝殻マークがあってちょっと笑いました。
上映中止になったという事で清算な描写など身構えてましたが、所詮は40年前の映画というか、そこまで直接的に酷い描写はありませんでした。まあ死姦とか殺人のシーンはあるわけですが……相対的にこう……今の映画に見慣れてしまうと……。
単に娯楽映画として見るとそういうスプラッター描写もあんまりという感じなのでつまらないなぁという感想が出るのもさもありなん。
この映画の邦題、不安というワードチョイスですが、見ているものが不安になるというより只々ひたすら殺人鬼である主人公が不安に駆られている、というのが正しい。
とにもかくにも挙動不審で周りの人間から怪しまれて自称・用意周到な計画はすぐに失敗する。下手くそ。あまりにも殺人が下手。見た目はまあ割と好みな顔なんですけど、レクター博士のようなカリスマ性もない。
「もっと上手に殺せよ」「なんでドアノブに足結ぶんだ」「いやそんなチンタラやってたら逃げられるだろ」「犬カワイイな」
そんなツッコミを見ながらついついしてしまう。結局、主人公は下手くそな殺人計画の果てに再度捕まっておしまい、とただそれだけの映画ではある。
ただ、よくよく考えると私達は殺人鬼というものに会ったこともなければなったことも無いし、仮にカリスマ性があって緻密な殺人計画をする殺人鬼がいたら、そもそも表には出てこない。こうして捕まってる時点でその程度の殺人鬼なのだ。
こう、ホラーが好きなオタクとしては、過去のシリアルキラーにちょっと詳しかったりその特異な点を特別に見ている節がある(少なくとも自分は)わけだが、実際のところ殺人鬼の実在性を描いていくとこの映画のようなものになるのかもしれないな、という結論に至りました。
ここまで書いてなんですが、娯楽映画として見る分には正直過大評価されている節はある気がするんだよな……。それだけ今映画というものでの表現がおおらかになったということは喜ぶべきことなんでしょうね。
調べてみるとあまり日本は発禁になった映画というのが無いみたいなので(ざっと見た感じロリに厳しいくらいか)そっち方面もdigしたいなと思いました。
おしまい。(執筆時間1.5h)
このゲームと、ゲームを作った人と、薦めて来た人、全員恨む。The Last Of Us Part.2感想
タイトル通りです。
ザラストオブアスをクリアしました。
全部ネタバレあるので、知らん人とプレイしてない人は見ないでね。このゲームに関しては見ないでプレイしてほしいって言いたいけどラスアス2を薦めると精神の障害罪だから薦めません。(どっちだよ)
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ようやくデス・ストランディングをクリアしたんですけどプレイしてない人は今すぐ買ってプレイしてほしい[ネタバレあり]
ネタバレなし感想はこちらからどうぞ。
特にまとめる事なくつらつらした感想になります。
というわけでようやくデス・ストランディングをクリアしました。プレイ時間45時間でした。
最後はジョンの涙、クリフのくだり、ルーと焼却場、どれもこれもべしょべしょに泣きました。特にジョンの涙はこれまで人殺すと怒ってくるスネーク!程度の認識だったんですが、彼がダイハードマンという名前の下に隠してきた全てをさらけ出す演技がすごかった。大塚さんもですが元の俳優さんも。そら貰い泣きしてしまう。
クリフの正体については、割と伏線の撒き方的にそんな感じがしていたんでやっぱりな!と納得のほうが強かったんですが…それでもああしてエンディングでダメ押しに彼の最後を見せてくるのは本当にきつい。リサを殺して赤ん坊と逃げ出したけどそれが叶わず……亡霊になってBBを追いかける理由ありすぎる。ブリジットぉ……。
ポッドの外に出たら死んでしまう嬰児に対して、人類はどこにでも行けるんだ……って宇宙飛行士のキーホルダーをくれて、そのサムがアメリカ大横断して人と人を繋げる縄になる……みたいなのがもうとびきり弱いためこの記事書きながらまたべしょべしょ泣いてます。
アメリとブリジット、だいたいこいつのせいじゃん!なんだけど絶滅体として生を受けてビーチから逃れられないアメリのことを思うとなんとも言えない気持ちになる。今も第六の絶滅を一人でずっと見ているのでしょうかと思うと切ない。でもやっぱりお前が元凶。
六発ぶち込んだ後に抱きしめる選択肢に気付いたからもう私はこのゲームやる資格はねえ!!!!!!
— よるとり (@0521nb) 2020年9月1日
BTに聞かないのはわかってるんだけど撃っちゃうよなあ…!?(一回目は何もできずにゲームオーバーになった)
デス・ストランディング、死が論理的に解明された世界という理念の元キャラクターが組み立てられているので、登場してくるキャラクターの一人一人がとても濃くて楽しかった。監督って水樹奈々のキャラに酷いことするの性癖なのかな?と心配になるフラジャイル。メールでシェイプオブウォーターの宣伝をしてて笑ったデル・トロ監督の演じるデッドマン。AEDくっつけてるホオチュウという時点で面白すぎるのに、実は家族と共に死ぬためにビーチを彷徨ってる重すぎるおじさんことハートマン。
個人的に最初に感情がぐちゃぐちゃにされて泣いたのが、モリンゲンとロックネの話だ。あそこは上述トリックめいてるというか、始めに組み立てていた話、受け止めていた言葉が後半にぐるりと回転して途方のない女女感情の渦に「ああ~~~~!!!!!」と叫ぶことしか出来なかった。本当に。まじでこれだけで記事一本書ける。
コジカンの作品はこれが初めてだったんですが、それもそれで良いコジカンゲーム体験になったのかな、と思う。でもP.Tはプレイしたかったな……。
さすがに時間泥棒すぎるからこのあとのプレイは特に予定してないんですが、本当に面白いゲームでした。薦めてくれたひと、応援してくれたひとありがとうございました!
おめでとうございます。
— キャス狐bot(祝Fate/EXTRA10周年) (@caster_fox_bot) 2020年9月1日
そして、LoL 500を目指す配達が始まるのです。
核爆弾を街に運んで無言で詰めてくれたりするレジェンド配達人良妻キャス狐には更に感謝を込めて……