偏執<パラノイア>の果て、その先へ……「天ノ少女」ネタバレ感想


どうも、よるとりです。
だいぶ久々の更新になりました。
年明け、正月休みずっと風花雪月をしてしまって……そうこうしてる間に「天ノ少女」のクリア報告が着々あがってきて、コリャネタバレ踏んだらまずい!!と慌ててクリアしました。

 

天ノ少女をご存知無い方に軽く説明すると、
ゲームブランド「Innocent Grey」が2008年に発売したPC用18禁ゲーム殻ノ少女」を第一作にしたシリーズの三作目にしてシリーズ最終作です。
昭和30年代の東京を舞台にしたサスペンス・ミステリーなんですが、
とにかく雰囲気が良くていいんですよね……。
このシリーズ、エロゲーの中では珍しく主人公にボイスがついているので女性の方にもおすすめです。

 

私がこのシリーズに出会ったのは確か二作目「虚ノ少女」が出たあたりなので、8年くらいですかね三作目を待ったの……。
いやほんと長かった……。
出てくれてよかった……。

 

 

というわけでこの後ネタバレ感想です。
知らん人は一作目のPV貼っとくから興味持ったら一作目からぜひ。

 

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衝撃の一周目


相変わらずおっちゃんは元気そうでいい。

 

ミステリーなのに一周目は必ず煮え切らないエンディングを見なければ本当の事件の真相、解決に辿り着けない仕様、びっくりしました。
窪田ちゃん取り逃がしたり、とにかく煮え切らないまま話が続いて、後半部分の話もうん~?って感じで終わるし……。

 

 

 

さすがにこの辺は絶叫しながら進めた。

私、男キャラが八木沼が一番好きなんですけど……。
魚住、八木沼等々のカルタグラの面々は完全に安全圏だと思ってたのでびっくりしました……。
八木沼も姉という偏執に決着をつけたかったんだろうな……。

 

 

勢いでクリアする二周目、そしてエンディング

そういえばエロシーンが一周目に無くてびっくりしました。
通しても3回、うち1回は百合えっちってなかなかすごい振り切り方ですね……。
あまりにも少ないので、これ出した後に殻三部作を全年齢化させる布石なのかな……?なんて思ったりもしないでもない。

 

一周目では助けられなかった八木沼を偏執から解き放つことが出来ました。嬉しい。
トゥルーエンドの必要パーツが八木沼とか、めちゃめちゃ厚遇ですね。いや、作中の扱いは全く厚遇ではないが。ワハハ
一周目では何がなんだかわからなかった、色羽たちもしっかり描かれてましたね。愛美ちゃんは問題児ですが、何か目を見張るものがあるのでもし今後があるなら見てみたい。

 

しかしながら前園静は強キャラですね……。
人格も役割も強すぎる……。
六識もそうですが、その道に秀でた芯のある殺人鬼ってどうしてこう魅力的なんでしょうね。
それに比べるとトリックスター的役割だった朽木兄はこれまたびっくりでした。個人的に朽木兄妹は静かに二人で暮らしてそれで良かったなぁと思ってたんですが、ここまで冬子に偏執しているとは思わず……。
個人的に朽木妹が色羽を手に掛けるエンドが、やるせなくて好きですね。

 

エンデイングを分けて描く焦点を絞るのは個人的に割と好きな手法でした。
魚住と葉月さんの結婚式は雪子が来てくれて本当に良かった……。
守れなかったものもたくさんあるんですが、
守れたものはこれからも息づいてく、そういう明るい未来を予見させるような終わり、とても良いですね……。
いやでもまさか紫と真崎進展無いのはびっくりしたよ

 

一方で北陸雪山エンド
正直、一番続きが気になるタイミングであのクソ長い天使の小説パートに入るのはマジできつくてほとんど流し読みでした。
もう少し早い段階で読ませてくれよぉ
あと個人的に尚織のパラノイアが自分には理解しかねるんだよな
若女将、本当に可哀相

 

色羽エンドはべしょべしょに泣きました
子供の頃はそこまでじゃなかったのにそっくりだね……
冬子が欲しかった優しい理解ある家族、健康な身体、健やかに育ってくれて嬉しいよ……
色羽……
幸せになってくれ……(泣き崩れる)

 

 


本当にありがとうございました。

文章の書き方忘れてすごいとりとめのない感想でごめんなさあい!!