オタク各位、週末はラファエル前派の軌跡展なんてどうですか?
どうもよるとりです。本当は2ヶ月前に記事書くつもりでしたが慌てて書いてます。
有楽町駅から歩いて10分!!!ラファエル前派の軌跡展!!!!今度の日曜日まで!!!!アーサー王伝説に興味があるオタクは行くように!!!!!!以
上!!!!!
以上、じゃあないんだよ。
ラファエル前派とは、ざっくり言うなら19世紀イギリスで起きた「ラファエル前の初期ルネッサンスの芸術を大事にしよう!」という運動をしていたグループです。うん、すごいふわっとしてわかりにくくて申し訳ない。私も勉強中で人に説明できるほど詳しくないんだ。
多分シェイクスピアのハムレットを題材としたこのオフィーリアの絵画を見たことがある人は多いのではないかと思います。これも「ラファエル前派」です。
英国ロイヤル・アカデミーが設立されて以来、アカデミーの推奨する作風というのがどうしても出来てしまいそれに対して離反したのがラファエル前派の画家たちです。似た流れがフランス美術史にもあるんですよね。それはさておき。
なぜアーサー王伝説のオタクにオススメかと言いますと、このラファエル前派ないしラファエル前派を意識した画家たちは多くのアーサー王伝説に関する絵画を残しているからです。
アーサー王伝説というのは5世紀を舞台としていますが物語として成立したのはもっと遅く、マロリーの「アーサー王の死」によって一般的に普及したのが15世紀です。当時の出版用挿絵などの絵はたくさんあるんですが、絵画という形で増えたのはこのへんからみたいなんですよね。なんでなんだろう。その辺はちょっとまだ勉強中です。
有名なキルケーの絵画もラファエル前派です。キュケオーンをお食べ。
西洋絵画の中では印象派やルネサンス期に比べて割とマイナー寄り?なので、こうして特集があるのはなかなか珍しいです。
おまけに撮影OKコーナーもあるんですよ。
ラファエル前派展なんと撮影可能コーナーもあったんで円卓関連のやつをシェアします
— よるとり (@night_bird0521) March 22, 2019
これはトリスタンが荒巻スカルチノフしてるところ(荒巻スカルチノフもう通じないのでは疑惑 pic.twitter.com/wtuG1Af6hU
ランスロットとギネヴィア pic.twitter.com/cYOgM1hZO1
— よるとり (@night_bird0521) March 22, 2019
左上のバケツヘルメットはアッくんとモーさんらしいよ pic.twitter.com/DpHwdXYK0N
— よるとり (@night_bird0521) March 22, 2019
撮影不可コーナー含めたら結構な枚数が展示してありました。
値段を考えるとかなりコスパいいんじゃないかと思います。生で推し関連の絵画が見れるんですよ!凄くない?
展示の中で大きめの油絵の風景画「アーサー王の島」ってやつがあるんすけど……アーサー王生誕の地として有名(諸説あるがそのうち一つ)なティンタジェルの海岸を描いてて、なんてことない切り立った岩肌の崖にあまり緑が多いとはいえない草原と、荒々しく白い波が立っている寒々しい海……→
— よるとり (@night_bird0521) March 22, 2019
田舎風景なのに、決してのどかではないイギリスの片田舎の景色なんだけどなぜだか自然の雄大さがあって、ああこれがセイバーちゃんの見ていたかもしれない景色か……とめちゃめちゃエモエモな感慨に浸れたからとてもおすすめです
— よるとり (@night_bird0521) March 22, 2019
個人的にウォーターハウスの絵が好きだからまた関連展示やってほしいなぁ。
それまでに勉強しておこう。
みんな行ってくれよな~~~~~~~~~ッ
*2:「オデュッセウスに杯を差し出すキルケ」作ジョン・ウィリアム・ウォーターハウス