別に美味しいわけではないタピオカ屋が好きだという話

日記です。

 

先月あたりの話。チャリで板橋のイオンに向かっていたら、見慣れないお店の看板を見かけた。どうやらタピオカドリンクやクレープを出しているらしい。ついにうちの最寄り圏内にタピオカか、前ここのお店なんだったっけかなぁ、と思いつつ帰りに立ち寄ってみた。

 

「最近できたんですか?」

 

「そうなんですよ~、昼間は移動販売をしてるんです」

 

価格は割とリーズナブルで350円くらい。とりあえず安牌のタピオカミルクティーを頼んで飲みながら帰った。

味は至極普通。本当に普通。

ゴンチャとかジアレイみたいに高級路線では無いからタピオカ自体に特になんのひねりも効かせていないし、ただただデロ甘いミルクティーは個人的に好みだった。本当に普通のタピオカミルクティーだった。おそらくタピオカも業務用スーパーで買ったものを入れてるんだろうなと思う。

 

「タピオカなんて原価死ぬほど安いし高い、こんなもんを飲むやつは馬鹿だ」という声もある。しかし私は知っている。「自分ちでタピオカ作れば安上がりじゃん!!」とカルディで買って作ったら、作るのはともかく保管や管理が面倒過ぎて「これは金払った方が楽だわ…」となったことを。

 

それでも私はさりとて超美味しいわけじゃないタピオカドリンクをついつい買ってしまう。好みが多様化した時代で「これをやれば絶対儲かる」なんてものは今や存在しない。そんな中でタピオカドリンクは今や一筋の光のようなもので、原価も初期費用もお店にとって優しい。それでいて、若い子がよく買いに来てくれるというわけである。

実家のインター近くの土産屋や母校の大学近くにもタピオカドリンクのお店が出来たらしいので、地方にもタピオカの波が広がっている。果たしていつまで続くのか?という感じはするが、これくらい店が緩くやれる気軽な飲食としてタピオカドリンクはあってほしいなぁと思う気持ちがある。そう思いながら、多分またタピオカを買うんだと思う。

自分が40歳くらいの時に、これをやったら儲かる!とまではいかないけど、この商売は手が出しやすいよ、みたいなの、あればいいなぁ。まあ多分無いから働くのが一番ですね。終わり。